渡辺いっけいと樋口幸平のシーンは説得力があって注目してほしい『追想ジャーニー リエナクト』主人公・過去の横田雄二役 松田凌よりコメント&本編映像到着!

©映画『追想ジャーニー リエナクト』製作委員会
9月27日(金)

2022年に劇場公開され、高崎映画祭邦画ベストセレクションに選出された藤原大祐初主演の映画『追想ジャーニー』。過去と未来の自分との会話劇を軸に人生を舞台と捉え、ステージ上で展開する独特の表現方法が話題となり、多くの声援を受けて遂に第2弾となる『追想ジャーニー リエナクト』より、主人公・横田雄二役の松田凌より本作がもっと楽しみになるコメントが到着した。

■松田凌が注目してほしい2シーンを紹介
①未来の横田(渡辺いっけい)と峯井(樋口幸平)のシーンに注目



ふたりのお芝居のシーンに、僕も立ち会っていたんですが、特等席で見ることができました。素晴らしいなと思いました。お芝居を越えたような空気感があって、これが映像として切り取られると、ドラマとして凄く説得力があるのではないかと、そばで見ていて思いました。今作における一番のテーマのひとつ、重要なシーンでもあるのでそこはお客様にぜひ注目してほしい。

映画『追想ジャーニー リエナクト』松田凌が選ぶ注目ポイント“峯井と未来の横田の会話”

②唯一のロケシーンに注目


横田が、ピュアな思いをもって脚本家になっていたんだという、気持ちを吐露するシーンです。それを包んでくれる麻美(新谷ゆづみ)が横田にはいたということがわかる重要なシーンです。

この作品はあまり多くが描かれていない作品なので、その中でも踏み込んで、このふたりの感じを描いていただけてとても大切なシーンになりました。

映画『追想ジャーニー リエナクト』松田凌が選ぶ注目ポイント“横田と麻美のデートシーン”

■谷健二監督はどんな人?
◇本作で2度目のタッグを組む、松田と本作のメガホンをとった谷健二監督。二度目だからこそ、わかることや松田が感じている谷とは?

谷監督は博学家だなと思います。業界に凄く詳しくて(笑)それだけでなく、いろいろなアンテナが強い人、素敵だなって思います。アンテナを張るのは知り得たい、学び得たいことでないとできないことだと思うので谷監督と話すのはおもしろいです。

谷監督はちゃんと思い描くものがあるので、こちら(俳優)にも相談しながらも、迷いなくディレクションして下さるのでとにかく現場が速いです。クリエイター脳とは別で、現場の時間とか、ロケ弁のことまで考えてくれているような座組自体も、自分の脳内でできる人なので毎回、谷監督は凄いなと思っています。

◇特に思い出に残るエピソードはありますか?

この作品ではなく前作(「その恋、自販機で買えますか?」)のエピソードですがある時、撮影がすごく巻いたことがあって、そこで翌日の撮影が大変なロングシーンがあったので、谷監督から「今日、撮っちゃいたいのですが、どうですか?」という相談がありました。できないことはないのですが、算段を練ったりそのシーンのお芝居の形や気持ちをもう少し自分の中で考えたかったので、その時はお断りをしました。

それに対して、谷監督も「こちらこそ、急でごめんなさい」と汲み取っていただき、さらに「ちゃんと言ってくれて、ありがたいです」と言われて、さらに信頼ができると思いました。

ただ、スケジュールを変えるとかその場で判断するアクションも大切だと思っていて、撮れるなら撮ったほうが明日楽になるかもって全部考えて、一回アクションを起こしてくれたことも嬉しかったです。仕事をする上で、信頼関係が積み上げられる方だと思います。

■人生で初めての赤ちゃんとの共演シーンは「お芝居がわからなくなった」


お芝居が分からなくなってしまいました。本当に凄い俳優さんでした。屈託のなさが…。僕らはいろんな経験をして、人生を含めてお芝居に投影してますが、そういった感度も何もない、今から全てを経験する赤ちゃんがお芝居をすると、その感度には何にも敵わないと思いました。凄い俳優だと思い、赤ちゃんにも敬意を払っています。

僕にはまぶしすぎて、見えなくなってしまうぐらいの笑顔でこちらを見てきて赤ちゃんって凄いパワーを持っているなって思いました。抱っこしたら、本当に涙しそうになりました。親という実経験がない僕さえもなんか、言葉に表現しがたい気持ちが溢れ出ました。生命が生まれて、そんな顔で見てくれるの?と目の当たりにしてしまうと、神様に触れているのって思うくらい神々しかったです。

本番も1回か2回でOKでした。実は僕が赤ちゃんのほっぺたを触った時、僕の指をぎゅうと掴んでくれたんですが、リハの時はなかったのでそんなアドリブまでかましてくるんだって驚いたし、横田ではなく、松田凌で笑っちゃったんじゃないかなという笑顔で笑ってしまいました。むしろ僕の演技を引き出していただいて…(笑)

自分のお芝居が分からないぐらい、素敵なお芝居をしてくれたし、尊い存在という意味はこういうことを言うのかなと感じさせてくれました。裏で渡辺いっけいさんも撮影風景を見られていて、赤ちゃんに凄いねと言っていました。

赤ちゃんはこれから人生の中でいろいろ経験を積むけれど、今この瞬間に立ち会えて、一緒に撮影できたことは代えがたい経験だったなと思いました。

映画『追想ジャーニー リエナクト』松田凌が選ぶ注目ポイント“赤ちゃんとのシーン”

10月18日(金) 渋谷HUMAXシネマ、池袋シネマ・ロサほか全国公開

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